ふたりの記念日に
記念日に贈るアルバムの作り方
記念日のアルバムは、「いつからいつまでの、どんな時間を贈るか」を決めると作り始められます。 交際の一年を振り返るのか、結婚してからの暮らしをたどるのか。 期間を区切って写真を集め、渡す日と注文の締切を確かめてから、一冊の順番を考えましょう。
交際記念日と結婚記念日で、写真の軸を決める
交際記念日に贈るなら、初めて一緒に出かけた日から最近の一枚まで、ふたりの関係が分かる写真を選びます。 旅行や食事の記録に、待ち合わせの駅やよく歩いた道の写真を交ぜると、ふだんの時間も残せます。 一年ごとに作る場合は前の記念日の翌日から、初めて作る場合は交際を始めた頃から、と先に範囲を決めておきます。
結婚記念日には、式の写真だけでなく、一緒に暮らしてきた様子を軸にする方法があります。 引っ越した部屋、いつもの食卓、ふたりで続けていることなどから、その年らしい場面を選びます。 子どもや家族の写真が多くても、贈る相手との時間を振り返る一冊なら、ふたりが写る写真や相手の日常の表情を最初に探してみてください。
どちらの場合も、相手が残してほしいと思える写真かを確かめます。 寝顔や失敗した瞬間など、撮る側には親しみがあっても本人が見られたくない写真は候補から外します。 友人が写る写真や友人に撮ってもらった写真を使うときは、誰に渡す一冊かを伝えて、使用してよいか確認しましょう。
日付順に置き、思い出のまとまりで区切る
候補はまず撮影日順に並べ、「春の外出」「夏の旅行」「家で過ごした休日」のように場面で分けます。 撮影日が不明な写真は、場所や服装、前後の写真を手がかりに確かめます。 日付を特定できなければ無理に年月日を書かず、「付き合い始めた頃」など、分かる範囲の言葉にしてください。
一つの旅行や出来事は続けて置くと、ページをめくりながら流れを追えます。 似た集合写真を何枚も並べるより、ふたりの写真、相手が見ていた景色、食事の写真と役割を変えて選びましょう。 ふたりで写った写真が少ない場合も、同じ日に撮った相手の姿や場所の写真を合わせれば、その日の記録にできます。
最後には、最近の写真か、これからも一緒にしたいことにつながる写真を置きます。 表紙は本文を仮置きしてから選ぶと、一冊の内容に合う一枚を探せます。 旅行だけを詳しくまとめる場合は、旅の写真の構成例も使えます。
写真が少ない年と多い年のページ配分
年ごとの写真枚数を、そのままページ数の割合にする必要はありません。 写真が少ない年には一枚を大きく見せ、短い言葉や余白を添えます。 写真が多い年には場面ごとに主役の一枚を選び、似た表情や構図の重複を減らしてから配分してください。
数年分を一冊にするなら、最初に年ごとの候補を一枚ずつ選び、残りを思い出のまとまりに振り分けます。 ある年だけ写真が少なくても、その年の場所や出来事をひと言添えれば、時間のつながりを示せます。 写真が見つからない期間は文章だけの小さな区切りにするなど、記録がある範囲で構成を考えましょう。
下の表では、3〜6ページを「前半の思い出」、7〜12ページを「一緒に過ごした時間」、13〜14ページを「最近のふたり」に使う基本配分を示しています。 たとえば三年分を振り返り、二年目の写真だけが少ない場合は、この区切りを変え、3〜6ページを一年目、7〜8ページを二年目、9〜14ページを三年目に使う別の配分も考えられます。 二年目には残っている写真を大きく置き、その頃に一緒にしていたことを添えます。 三年目の旅行写真が多くても、一年目の写真を押し出す前に、同じ場所の重複を減らしてください。
配置を始める前には、紙にページ番号を書き、各ページで見せたい場面を一つずつメモしてみましょう。 同じ出来事が続きすぎている所や、写真が足りない所を、画像を配置する前に見つけられます。 年代の区切りを変えたら、写真の横に書いた撮影年も一緒に直します。
| 本文ページ | 役割 | 選ぶ内容 |
|---|---|---|
| 1〜2(2ページ) | はじまり | 最初の頃の一枚と、残したい期間 |
| 3〜6(4ページ) | 前半の思い出 | 初めの外出や、その頃の暮らし |
| 7〜12(6ページ) | 一緒に過ごした時間 | 旅、日常、節目を場面ごとに |
| 13〜14(2ページ) | 最近のふたり | 今の表情や、続いている習慣 |
| 15〜16(2ページ) | 結び | 残したい一枚と、相手への言葉 |
この表は本文16ページを使う編集例で、商品の仕様ではありません。 表紙を含めたページ数、写真を置ける範囲、ページ追加の単位は商品ごとに異なります。 この配分で注文できる商品があることを保証するものではありません。
写真が少ない場合は、上の区切りをまとめて本文の短い商品を検討します。 多い場合は「一緒に過ごした時間」を場面ごとに増やすなど、内容に合わせて調整します。 候補の商品が決まったら、構成見本を商品のページ数に合わせる手順で、表紙と本文を分けて数え直してください。
言葉は、写真だけでは伝わらないことを添える
写真のそばには、場所や日付に加えて、その時の小さな出来事を残せます。 「初めての旅行」だけでなく、「道に迷って、予定より長く歩いた日」のように、ふたりに分かる経緯を添えてみましょう。 長い説明になる場合は、一つの場面で伝えたいことを一つ選びます。
表紙の題名は、期間や記念日の種類が分かる短い言葉にします。 交際記念日なら「ふたりで過ごした一年」、結婚記念日なら「結婚五周年のアルバム」のように、内容から決められます。 結びには「いつもの夕食を一緒に食べられるのがうれしい。これからもよろしく」のように、感謝の理由を自分の言葉で書きます。 これらは文面の例なので、実際の年月や関係に合わせて書き換えてください。
呼び名や記念日の数え方に間違いがないか、声に出して読み直します。 相手との約束や私的な会話は、他の人に見せる可能性も考えて載せる範囲を決めましょう。 言い回しに迷ったら、タイトルとメッセージの例から、表紙、写真の説明、結びを分けて考えられます。
渡す日から逆算して、注文の締切を決める
最初に、記念日当日に手渡すのか、会う予定の日に渡すのかを決めます。 次に候補の印刷先の公式案内で、選ぶ商品の出荷予定と配送条件を確かめます。 出荷日と到着日は分けて確認し、渡す場所へ持って行く時間や、届いた本を確認する時間も残してください。
注文の締切は、公式に案内される制作と配送の所要日数を確認してから、自分の予定表に書き込みます。 締切の前には、写真を選ぶ日、配置する日、見直す日を別々に置きます。 注文確定や支払いの時点で日程が変わる条件、休業日や繁忙期の注意も、注文する時点の公式案内と画面で確認しましょう。
- 渡す日と受け取る場所を決め、候補の商品で間に合う日程か確かめる。
- 残す期間を決め、場面ごとに候補の写真を集める。
- 本文のページ数を確認して仮置きし、表紙とメッセージを仕上げる。
- 仕上がり予想で写真の切れ方と文字を確認し、冊数、届け先、到着予定を見直して注文する。
記念日当日の写真も入れたい場合は、その写真を受け取ってから編集し、後日渡す予定にします。 当日に渡す一冊なら、掲載する写真の区切りを前もって決めておきましょう。 総額や配送、注文後に直せる範囲などは、注文前のチェックリストで最後に確認できます。